蝋を使って細工

2012年08月29日

 

先日、インターネットでろう用の電熱器と陶芸用のろうを買いました。
ろうそくの「ろう」です。
何に使うのかというと茶入や急須のように蓋のあるものが、焼いた時にくっついてしまわないように、アルミナを混ぜたろうを塗っておくんです。
以前はこれよりも簡単な方法で撥水剤にアルミナを混ぜてそれを接触する部分に塗っていたのですが、前回の窯で撥水剤を塗ったところが黄色く変色してしまったので、今回からろうを使った方法を試してみることにしました。
これが買ったろう用の電熱器です。
$伊万里有田焼伝統工芸士 まりゑのブログ-ろうけつ染め用電熱器
真ん中のカップに入っているのがアルミナを混ぜたろうで、まわりはただのろうです。
焼き物に直接アルミナがつかないようにまずなにも入ってないろうを塗ってから、アルミナ入りのろうをその上に塗ります。
$伊万里有田焼伝統工芸士 まりゑのブログ-ろう用電熱器
実際に塗っているところです。
これから蓋の方にも塗ります。
$伊万里有田焼伝統工芸士 まりゑのブログ-蝋塗り
蓋がついているような焼き物は必ず蓋をした状態で焼きます。
これは別々にして焼くと、縮み方が均一にならないので焼きあがった後にはまらくなってしまうからです。
ただ、合わせた状態で焼くとくっついてしまうのでいろいろ工夫が必要になってきます。
それでアルミナをろうに混ぜて塗るわけです。
前回は失敗だったので次こそうまく行ってくれるといいのですが・・・。
窯焚きは9月頭の予定です。
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